atashi9's weblog

10だってあるよ 

よみたい本が、よみたいわ

 大人向けの絵本特集が続いている。

 

Casa BRUTUS特別編集 【完全保存版】読み継ぐべき絵本の名作200 (マガジンハウスムック)

Casa BRUTUS特別編集 【完全保存版】読み継ぐべき絵本の名作200 (マガジンハウスムック)

 

 

 これは半年ぐらい前か。この号は絵本らしく読み切りが4つもあって楽しかった。大人向けかな。

MONKEY Vol.3 ◆ こわい絵本(柴田元幸責任編集)

MONKEY Vol.3 ◆ こわい絵本(柴田元幸責任編集)

 

 そう言えば次の号に載っていたジャック・ロンドンのは 

MONKEY Vol.4 ◆ ジャック・ロンドン 新たに(柴田元幸責任編集)

MONKEY Vol.4 ◆ ジャック・ロンドン 新たに(柴田元幸責任編集)

 

 このお話に似ている気がした。 

空飛び猫

空飛び猫

 

 この空飛び猫はそういえばシリーズで冒険ものでジャック・ロンドンのみたいに悲惨な労苦はないんだけどね・・・。

 

糸井さんが今日のコラムで犬に比べてねこはやわらかくてそういうどうぶつはとろりと流れる液体みたいだとか書いてる。

この対談では、新潮文庫の数々の名作コピーを書かれた背景について。

「おいしい生活。」は、機内食から生まれた:日経ビジネスオンライン

おもしろい

2014/12/20 23:16
まず、「世の中では本を読む人が大事にされ過ぎているな」、と思ったんですよね。新潮文庫の広告ではあるうだけど、本を読む人というのをそんなに持ち上げるというのは、あまりよろしくないだろう、という気持ちを持っていたんです。

澤本:へえ。

糸井学生運動なんかをしていた人の間では、本を読むこと、活字中毒みたいになっていることを、どこか誇りのように語る人がいたんですけど、僕はそういうのが嫌だったんですよね。確かに本は面白い。それは認めるよ。だけど、本を読まない人が言っていることだって、ものすごく面白い。そこに本を作る人の側から、ちょっと謝ってみてもいいんじゃないの、という気持ちが今でもあります。

澤本:糸井さんは本をよく読む人なんですか。

糸井:どうでしょうね。本は面白いよー、と自分で言った覚えはあるけれど、ある意味、読まない人かもしれないですね。

澤本:少なくとも、本を読むことを自慢する人ではない。

糸井:当時、文庫の広告を打ち出す時期って、夏休みなんですよ。長い休みだから、我慢して1冊読め、という季節。その時に、本を読む人に向かって「本って、面白いよね」と、仲間内のエリート意識で語り掛けるんじゃなくて、逆にそいつらが嫌になっちゃうようなコピーを書きたかったんです。

 こういう背景が中高大学生の時にあったのもあるし、本を読まないでいるほうができなかった気がするんだけど。世の中のことを見る方法はいくつかあるけど、あるところで起きてた問題は、英語ができないというよりも本を読まない、だったのかもしれないなと思って。学校で同じクラスだったり、長い時間毎日同じ電車で通っていると本読んでる姿を目撃するので「何読んでるの?」っていう話になるけど、遊びに行く時一緒の時間が多い子はあんまり読まなかったかもしれない。それと担当の広告屋さんがそういう出版系のことがわかっている人だと、そこで問題は起きないけど現場で起きてたりしてたのかも。

 この記事で

クリエイター 高崎卓馬氏が語る未来の広告とエンターテイメント[前編] ネット・ネイティブ vs 帰国子女 vs 鎖国民|SENSORS|Technology×Entertainment

 

 

紙の本がなくならないように、テレビもまたなくならない

 


電子書籍は登場してから普及が進んでいますが、未だに紙の本は消えていません。

これはテレビにも通じる話だと思っています。タイムシフト機能に出会うまで、テレビって終わりなんじゃないかと思っていました。どういうことかというと、コンテンツメーカーとしては必要だけれど、デバイスとしてはいつか必要なくなるのではないかと。

ですが、そんなこともないなあと。ひとつの箱として異常に面白さを発揮したんですよね、タイムシフトというテクノロジーで。今の放送業界はなかなかそれを普及はさせられないでしょうけれど。

 

新しいテクノロジーは便利であると同時に価値の再発見の機会でもあります。電子書籍はたしかに便利ですが、紙の本のような"重さ"がないですよね。「あと10ページでこの話が終わるんだ」って思ったときの重さの関係と「10ページでこの物語を著者が終わらせるんだ」っていう感覚情報。そこが読書のエンターテイメントだったりするわけですが、電子にはその部分が欠けている。たしかに電子には何万冊も入る便利さはありますが、その便利さは面白さの何かを損なうかもしれない。これって全てのことに言えることではないでしょうか。だから進化が絶対的に正しいわけではないし、メリットの裏にはデメリットが必ずあると思うんです。

 紙の本はなくならないと私も思うけど、たぶん、いい電子書籍は触れたことがないのかな。*1ただ、本が読まれないで部屋にあるとき、邪魔扱いする人はいるんじゃないかな。CDなんてそういう扱いでものを言ってどんどん広げてるからさ。本読まなくてクラッシック音楽にこだわりのない人なのかもしれない。

 

今日はね、めちゃくちゃ前置きが長いけど、本邪魔→置いておいても目障りじゃない本→見た目重視の本とか絵本などのある意味ブランド化みたいなことなのかもなあ。

わたし?そういうの関係なく「よみたい本が、よみたいわ」。読まないといけない本も大量にあるんだけど。。。よく考えたら、元々ベストセラーは村上春樹以外そんなに読まないんだった。

 そういえばブルータスにたぶん載ってなかったと思うけど、この本はとてもよかったです。子供が持って行っちゃったのでまた買わないと。

ぞうぼうし パオ (こどもえほんランド)

ぞうぼうし パオ (こどもえほんランド)

 

 

 後、丸善本店の絵本売り場が一番好きです。その、いわゆるエリートが一番行きそうな本屋なのかもしれないけど、こどもの本売り場はそういう感じじゃないんですよね。

 

*1:あたしの持ってるの、出したほうがいいと思うよ、スペシャルエディションとかで。だって重さが気になるっていう重さじゃないもの。