記憶をたどる旅

「『忘れられた巨人』においてわたしが書きたかったテーマは、ある共同体、もしくは国家は、いかにして『何を忘れ、何を記憶するのか』を決定するのか、というものでした。わたしは、これまで個人の記憶というテーマを扱ってきましたが、本作では『共同体の記憶』を扱おうと思ったのです。そしてそこから前作と同じように、空間と場所の設定を考えたのです。その結果、4〜5世紀のイギリスを舞台にすることにしたのです」

 

老夫婦が息子に会うために失われた記憶を取り戻しながら旅をするファンタジーなんだけど、興味深い。今日のうちに読み終わりたかったけどまだ終わらない。

主人公たちは霧のせいで記憶が失われるというんだけれども、それもある。何をすればいいかは日々考えている。それと変な湯気が出すぎているのもある。この話の最初の方で想起したのはアーサー王物語などイギリスの物語以外で村上春樹1973年のピンボール世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドが何故か埼玉にずれてでているような感じに受け取った。このあたりのところで処理している人が既に本が読めていないおかしい時期なので、なんともだけれども。

 

でも何にしても復元する場合にその元のところで体感のない人が復元すると何につけても犯罪になるぐらい異常に過剰になる。湯気とされるものの脳への圧迫感、霧のせいでの健忘、1Q84で少女たちが子宮を壊されるとか月が複数とかからの生理不順とか、数倍長い期間にわたって異常なことが多く、手掛ける人の力不足にもほどがあると思う。全部嘘くさい。見当違いも多いし。ネットに書かれた匿名者からの嘘など復元するべきではない。その嘘の特定の目線における排除ができないネット会社は三流にもほどがある。