五感 嗅覚

 わ―これ結構レビューあるんだなあ。

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

 

象工場のハッピーエンドにカティサークがいっぱい描いてあったし、この間の文芸春秋にもウィスキーが出てきたのでああそうかと読み直した。例によって読んでからしばらくこの本は初めて読むと思い込んでいた。でもこの年の本はほとんどぼーっと読んでいる。筋を追っているだけというか。

だけどこの本は旅行記としてもおもしろかったと思うんだけど。*1 この年はたぶん、北海道とか京都、外国も何箇所かよく旅行に行っていた。その数年前は不眠症気味でわけわからなくウィスキー飲んだりしてたかもしれない。時期が合えば中村さんの広告のせいに思う。

 
サントリー 10年 リザーブ 佐藤浩市 1996 - YouTube

やっぱりそうだった。

 

わりと最近読みかえしたスプートニクの恋人 (講談社文庫)もそうだけれども、深く読むと、あの小説は着るものや肌にふれるものの触感にわりとこだわって書いていた。価値を創造する時代のものの印象が村上だと強いのか、色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年ではバスローブなどの点が批判されていたが、あれはもっと身体性みたいなことを含んでいたような。

 

とにかく読んでいて、始終香りが漂ってくるようないい旅行記だと思った。